飲食店の人手不足、小さな店でできる対策
求人を出しても応募が来ない、来てもすぐ辞めてしまう。個人のお店では、人手不足は「いつか解決する問題」ではなく「うまく付き合う問題」になりつつあります。この記事では、人を増やす前にできる、手間そのものを減らす考え方を整理します。
まず、どこに人手が取られているか見直す
ホールの仕事を分けてみると、次のような時間が意外に大きいことに気づきます。
- 注文取り:テーブルに呼ばれる、聞く、メモする、厨房に伝える
- 配膳・下げもの:料理を運ぶ、空いた皿やグラスを下げる
- 会計:伝票の合計、釣り銭、領収書や割り勘の対応
- 電話・予約対応:営業中の電話は手が止まる原因になります
この中で、仕組みを変えれば減らせるのは、注文取りと会計の手間です。配膳や下げものは人の手が要りますが、「呼ばれて行くだけ」の往復が減れば、そちらに時間を回せます。
注文を取りに行く回数を減らす
忙しい時間帯ほど、お客様は「注文したいのに店員が来ない」と感じ、店員は「あちこちから呼ばれて動けない」と感じます。お客様が自分のスマホから注文できるようになると、この行き違いが減ります。
ポイントは、全部の注文をスマホに移すのではなく、追加注文や飲み物など、短いやり取りの部分から移すことです。最初の乾杯の注文は店員がうかがい、二杯目以降はスマホから、という形でも十分に効果があります。詳しい導入の手順は居酒屋のQRオーダー導入の手順と注意点で解説しています。
スマホが苦手なお客様は、店員が代わりに入力する
QR注文を入れると心配になるのが、「スマホを使わないお客様はどうするのか」という点です。ここで役に立つのが、店員の端末から代わりに入力できる仕組みです。
お客様が口頭で伝えた注文を、店員がタブレットやスマホに入力すれば、厨房には同じ形で届きます。紙のメモと違って転記が要らず、聞き間違いも減ります。常連のお客様には今までどおり声をかけてもらい、慣れたお客様にはスマホで頼んでもらう、という使い分けができるので、お客様を選ばずに導入できます。
会計の手間を減らす
注文が記録として残っていれば、会計は「合計を読み上げて受け取る」だけになります。伝票を見て電卓を叩く、品目を数え直す、という作業がなくなるので、レジ前で待たせる時間も短くなります。
割り勘や個別会計のように時間のかかる会計は、あとから品目ごとに分けられる仕組みがあると助かります。くわしくは割り勘・個別会計をスムーズにする方法の記事もご覧ください。
仕組みを入れる前に決めておきたいこと
- 誰がどの端末を見るか:厨房用とホール用に分けると、呼び出しや注文の見落としが減ります
- 忙しい時間のルール:ラストオーダーの時間、品切れの扱いなどを決めておきます
- 困ったときの戻し先:通信が不安定でも店を止めないよう、手書き伝票を残しておきます
- スタッフへの説明:アルバイトにも5分で説明できる操作に絞ります
新しい仕組みは、最初の数日が一番大変です。いきなり満席の週末に始めず、平日の落ち着いた日に試すと、店員もお客様も慣れやすくなります。
人件費以外の数字も一緒に見る
省力化を考えるときは、時給だけでなく、原価率や損益分岐点も見ておくと判断しやすくなります。たとえば、人が足りなくて注文を取りこぼしている時間帯があれば、それは売上の取りこぼしでもあります。お店の数字の見方は、無料の飲食店の原価率・損益分岐点 計算で手軽に確認できます。
まとめ
人手不足への対策は、採用だけではありません。注文取りと会計の「往復」を減らすことで、いまのスタッフの負担を軽くできます。スマホ注文と店員の代理入力を組み合わせれば、お客様に無理をさせずに進められます。
ハイヨの紹介
ハイヨは、QRからの注文に加えて、店員の端末から代わりに注文を入力できます。スマホを使わないお客様にも対応でき、注文は同じ形で厨房の画面に届くので、少ない人数でも回しやすくなります。
ハイヨは、個人の居酒屋・カフェ向けのモバイルオーダーです。お客様はアプリを入れず、会員登録もせず、QRを読んでブラウザで注文できます。注文は厨房の画面に届き、会計と売上集計まで無料で使えます(メニュー写真や広告なしは月100円の「ハイヨ プラス」)。登録なしのデモで、注文が厨房画面に届くまでを先に試せます。
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